本のこと、はしること、山形県のこと。

本と本屋さんのことを中心に書こうと思ってます。走るのが好きです。山形県出身です。内容をちょっとづつ調整していってます。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Green Fingers 、妻を愛するように、草木を愛する。死にたくないけど、死んでもいい。

三軒茶屋に、GreenGingersという花屋さんがある。昨日は5周年のパーティがあり、伺った。山形には植物が身近にありすぎて、植物の美しさにあまりピントが合ってなかった。GreenFingersを知ったとき、植物がこんなにかっこいいのだな、と思った。草木を愛でる…

青山ブックセンター本店は、個人的な思いで、特別なところ

上京して初めて知った、青山ブックセンター本店は、見たことのない本にあふれていた。和書、洋書問わずビジュアル書にあふれていただけではなく、小説や詩、海外文学がたくさん置かれていた。二度、倒産を経験した青山ブックセンター本店は、より本屋さんと…

書くのが苦手。好きだけど。下手の横好き横丁

ブログを書き始めて、どれくらいたっただろう。書くのは好きだけど、苦手だ。情報を整理して、並べることができない。だいたいは、倒置法。大切なことが体言止めされ、たどり着くまでのストーリーがぬらり、くらりとこんがらがる。どんな風な人格を持たせる…

近くにあるものに眼差しを向けること難しい。触覚はいつもど近眼

身近にありすぎて、その存在の大切さが分からなくなることがある。山形にいた頃、食卓に並んだ料理の味は、当たり前の景色だった。毎日繰り返し出される質素な料理と、部活で飢えた思春期の僕とのパワーバランスは大きく崩れていた。部活から帰ってくると、…

会社から家まで、音楽を聴いて帰る

朝に出社してから、夜に退勤するまで、外に出なかった。日が沈んで真っ暗になった外は、暑くて、蒸してる。日が沈んでも街は、まったく涼しくならない。会社から駅までの下り坂、生暖かな空気に触れる。男の子と女の子が隣に並びながら、通り過ぎる。また、…

紹介したら誰もが、最高!素敵ってなると思ってたけど、割と手に取ってもらえない、オススメの5冊を紹介します

本の業界で働いてます。主に本を売ってます。本が好きです。なので、本を勧めます。異常な熱でお勧めしたのに、難しい、と言われたり、分厚い、と言われたりして、読んでもらえなかった、選りすぐりに面白い本をお勧めします。今日は直球。◼︎『移民たち』W.G…

一回書いたんだけど、本日あまりにゾクッとしたので、再び今週のお題

今週のお題「ゾクッとする話」今日、麻雀をした。とても調子が良く、ひたすらツモ上がりを繰り返し、オーラスで8万点まで積み上げていた。役満を振り込んでも痛くもかゆくもない状況で、国士無双の十三面待ちを振り込んだ。全く警戒してなかったよ。何振り込…

何もないってことは、なんでもありってこと。

誕生日の日にライブへ出かけた。とても久しぶりだった。知人だったが、初めて音楽を聴いた。歌詞ははちゃめちゃだった。なんだか日本のhip-hopの始まりの頃みたいで、すごくカッコよかった。なんでもあり。ヒップホップの詩人たち作者: 都築響一出版社/メー…

なぜ、人は問うのか。

物凄い暑かった。午前中、友人が鶴見川で走るからって、子供を自転車に乗せて1時間かけてその場所まで行った。午前10時には人が死にかねない温度になっていた。走る彼を見つけて、麦茶を手渡した。子供と一緒にココスで食べて、また彼の元へ行く。エイドでず…

東京南陽会二回目に行く

山形の人ってなんであんなに飲むんだろう。なんか、あんまり覚えてないな。平均年齢が60オーバーなので、もう、僕のひよっこぷりがすごい。会発足以降初めての30代理事らしく、いつも気弱に攻めてます。基本、それだけのご報告。山形県南陽市といえば、と言…

年を経るたびに、制約が生まれてきた。

生まれたばかりの子供は、目が見えない。目が見えない、と聞くと、真っ暗な世界を思い起こす。けれど、赤ちゃんが見ている世界は真っ暗な世界ではない。光に満ちて輝き、真っ白な世界が見えている。世界はキラキラと光り、物には輪郭がない。そこはとても美…

昔の学校をいく

秋葉原、と言っていいのかわからない距離に、3331arts chiyodaという、ミュージアムがある。もとは、小学校か中学校だった場所で、それをリノベーションして使っている。かつての教室はオフィスとしても使われているようだ。3331 Arts Chiyoda:アーツ千代田 …

偏差値教育とはなんだったのか、どなたか僕に教えてください。

今週のお題「ゾクッとする話」最近、ゾクッとしたことがあった。同じ業界の方々と酒宴をした時の話。なんの流れか、偏差値の話になった。山形の中学校では、偏差値教育などしてなかったから、偏差値という名前のものがいかなるものか、全く知らなかった。た…

秋葉原の色彩は鮮やか過ぎて、物欲に溺れて息も絶え絶えになったこと

ミニマルな思想が流行っているんだろうか。最近、よく耳にするようになった。それらは、物を持たないことで、豊かな生活を手に入れようとしている。現代は、物が溢れている。多くの人は手にしたい物を手にすることが容易になった。あまりに簡単になったから…

ビールを飲みに出かける

暑い日が続く。晴れると、ビールを飲みたくなる。晴れた空を見た会社の同僚が、ビールを飲もうと連絡をくれた。ビールを飲むのに理由はいらない。晴れたら飲んだらいい。雨が降ったら飲んだらいい。二つ返事で飲もうと応えた。日中は暑かった。湿気が空に漂…

髪とアタシと本を売ること。

美容文芸誌、『髪とワタシ』のリリースパーティーへ行ってきた。あんまり時間がなかったので、いろんな方と挨拶も出来ず。一度お会いした編集長の三根さん。あまりお話できなかったけど、調べたらとても面白い。美容と文藝を掛け合わせた雑誌なのだけど、基…

海の日なんで、なにしよう

梅雨が明けて、良い天気になった。朝、いつも通り、息子と公園へ遊びに行く。砂場で穴を掘って水を流して遊ぶ。砂だらけになった息子の手足を洗い流して、家へ帰る。夕飯の買い出しに家族で出かける。海の日だった、と思い出したのは、18時過ぎ。もう、海の…

昨日のアメトーーク、高校野球大好き芸人が泣けた。

ふとテレビをつけたら、アメトーークが放送されてた。高校時代、野球部には女子マネージャーがいて、雑用は彼女たちがこなしていた。彼らは県大会ベスト4レベルで、そこそこ強かったけど、強豪校というわけではなかった。一方、僕が所属していた陸上部は、3…

今夜の月はきれいですね

日本語しか読めないから、海外文学は翻訳されたものしか読んだことはない。でも、少なからず翻訳の難しさは分かっているつもり。山形から東京へ来た時、何が山形弁で何が東京弁かわからなかった。通じない言葉を説明しようとしてもうまく翻訳できないものが…

あの頃ときめきメモリアルと

今週のお題「ゲーム大好き」妻に一度だけ引かれたことがある。ときめきメモリアル、好きだったよって言った時。ときメモを好きだったっていうと、女友達には、たいがい引かれた。あれは、なんでだろう。誰か教えて欲しい。まあ、気がつかない時点で、ときめ…

代官山蔦屋書店へ行く。

週末は雨が降るみたい。暑い、暑い言ってるけど、暑い夏が好きだ。昨日の午前中は代官山蔦屋書店へ行く。なんかの雑誌のクラフトビール特集を見る。このまま仕事をドロップアウトしたくなった。優等生だから、持ちこたえたけど。ワークショップを11月に行う…

意志と愛欲の渦中のパルコブックセンター渋谷店へ

昨日と今日は暑い。今まで涼しすぎたせいもあるけど、暑い。渋谷駅で降りて、スクランブル交差点の前で信号待ちをしていると、萩原朔太郎の「群集の中を求めて歩く」を思い出す。(以下引用)わたしはいつも都會をもとめる都會のにぎやかな群集の中に居るこ…

好きな服を着て、どこかへ行こう

今週のお題「好きな服」素敵なお題だなあ。高校時代、お気に入りの洋服は、擦り切れたウィンドブレーカーやジャージだった。ジャージ以外の洋服は、制服とジーパン一本くらいだったと思う。少し大げさかな。あの頃着ていた部活のジャージ、今どこにあるだろ…

本が必要だった世界に、世界が見つけられなかった物。

インターネットが当たり前になった。SNSでコミュニケーションをしたり、情報を得る。分からないことはWikipedia で調べる。食事は食べログを検索する。インターネットが当たり前になった時、物を売ることってどういうことだろう。ほとんどの物は、サイバー空…

夏祭りの終わりの時間

ここのところ、更新できずにいた。軽い気持ちが空回りして、軽すぎて明日でいいやって、一週間が経った。もう少し重い気持ちを持とう。今日は、子供の保育園の夏祭りだった。夏祭りの思い出は、近くて遠い同級生の女子の思い出。なにか、特別な出来事が起き…

鎌倉の雨は、観光日和。

結婚記念のお祝いで、鎌倉へ行った。鎌倉は雨が降っていた。海街diaryの影響で、観光客が増えているらしい。江ノ電はお客さんで賑わっていた。写真集 「海街diary」作者: 瀧本幹也,寄稿:是枝裕和(映画監督),アートディレクション:森本千絵出版社/メーカ…

延びていく都市、郊外へ。その果てで潰えた色街

色街がある地域は、町の果てだった。そこは内と外を隔てる境界で、内の人と外の人が混在する場所だった。町田市には青線と呼ばれた非合法の売春街があった。町田は街の果てだった。戦後から現代に至るまで、都市への人口流入は増えていった。東京に住む場所…

雨の日だから、もう少し歩いて本屋へ行こう

雨が降ったら、何処かへ行くのをやめてしまう。傘をさすのが面倒だし、雨で濡れてうざったい。山形県にいる頃、雨が体に触れると「うだで」と言った。うざったいみたいなものの方言だと思う。雨が触れた時、今でもそれ以上適切に、表現できる言葉を持ってい…

あの頃から、少し歩くとタワーレコード渋谷店

高校生の頃、The Doorsに憧れていた。今でも好き。いや、今の方が好き。音楽に魅了されていて、毎日音楽を聴いていた。でも、周囲はGreen Dayとかメロコアが流行っていて、西海岸の流行りが僕だけ一周遅れていた。上京して驚くのは、基本的にコンテンツ産業…

とても艶っぽい景色

今週のお題「梅雨の風景」雨が上がったばかりの夕焼け。梅雨の厚い雲が、太陽の光を遮り、群青色した高い空がかすかに見え隠れする。梅雨時の世界の彩度は濃く、艶っぽい。雫の滴る紫陽花の葉は、谷崎潤一郎の『刺青』を思い出させるし、雨が茂みに降る景色…