本のこと、はしること、山形県のこと。

本と本屋さんのことを中心に書こうと思ってます。走るのが好きです。山形県出身です。内容をちょっとづつ調整していってます。

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

青山ブックセンター本店と『現代写真論』

青山ブックセンターへ行くのは、いつも楽しみだ。買うものを決めて伺い、買うものを買って帰る。Amazonで買えばいいじゃないか、という人もいる。でも僕はそんなもったいないことをしない。欲しい本がどこに置かれてるか、見にいく。今号の+81を買おうと思っ…

いか文庫と『永遠の詩 03山之口貘』

いか文庫は、エア書店で本当は本屋は実在しない。でも店員は実在する。阿佐ヶ谷にある、よるのひるね、でいか文庫は不定期に詩のイベントを主催している。 もっとイベントはたくさんやってる。ただ、僕は行ったことがまだない。よるのひるねにしか行ったこと…

ウィークエンドのブックエンドと『THE BOOKS 365』

本が好き、と言うだけで話が止まらなくなる。金曜日、堀江敏幸さんが好き、と言われときめき、土曜日、梶井基次郎の『檸檬』が好きと言われ興奮し、吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』が好きと言われ感嘆し、エンデの『モモ』で本が好きになったと言われ…

かもめブックスと『2666』

まだ、かもめブックスができてなかった頃、『2666』を教えてくれた店員さんがいた。 かもめブックスができるタイミングで、彼女はかもめブックスに転職した。 ジャン=クロード・ペルチエ素子が、初めてベンノ・フォン・アルチンボルディ劇場に設置されたのは…

ジュンク堂池袋本店と『Processing』

2001年MITメデイアラボで、Processingは開発された、プログラミング言語であり、統合開発環境である。開発者はケイシー・リースとベンジャミン・フライの二人だった。Processingは、アーティストやデザイナーのために開発されており、難解なブログラミング言…

BOOK TRUCK と『ぼくはくたばりたくない』

山形から帰ってきたけど、家の鍵を忘れた。 なかなかどうでもいいけど、マン喫で満喫。 東京では大型連休に本のイベントがたくさんされていた。雑司が谷やTABF。東京ミッドタウン。山形の川西フレンドリープラザで至極の時間を過ごしたので、東京に着くのが…

遅筆堂と『居ごこちのよい旅』

山形から神奈川へ帰る日、川西町にあるフレンドリープラザによった。 そこには、井上ひさしの蔵書が置かれた図書館、遅筆堂文庫がある。 5月だっただろうか。BOOK BOOK OKITAMAという本のイベントで知り合った方が働かれてる。 機会があえば伺おうと思ってい…

高校時代の思い出と『ウルトラマラソン』

山形に帰ってきた。 友人の結婚式に出ると、昔のことばかり思い出す。陸上部だったころ、毎日走っていた。学校へ行って走り、家に帰って走った。 休みの日は、部活が終わった後、よく家の近くを走った。当時は、箱根駅伝に出たくて、箱根の山を走りたかった…

石川啄木と東北、アンジェビュロー上野店

ふるさとの 訛りなつかし 停車場の 人ごみの中 そを 聴きにゆく 《石川啄木》山形へ帰ります。 上野です。 エキュートはまだ閉まっていて、誰もいない。 アンジェビュロー上野店は、アンジェの中で一番売上がいいらしい。明正堂アトレ上野店は坪単価の売上が…

メトロ書店と『Design Rule Index』

先日、長崎にあるメトロ書店---本の情報満載---Metrobooksさんのメトロニュースに稚拙な文書ですが寄稿しました。メトロ書店にはまだ伺ったことがない。噂は聞いている。先日、福岡にもご出店された。メトロニュースは各出版社の営業、編集問わず紹介づてで…

長崎書店と『Climax night』

昨夜、熊本県にある長崎書店の長崎さんが上京され、一緒にご飯を食べた。 外苑前になるのだろうか。 JCookという素敵な場所で同じ出版業界の営業の方々とのお食事だった。長崎書店にはまだ伺ったことのない。他の方々はもう何度か伺っているようだった。長崎…

『ミナペルホネン?』と恵文社一乗寺店にまつわる京都の本屋

『ミナペルホネン?』を発売した時、京都にある恵文社一乗寺店でイベントをした。今はcottageとしてイベントスペースをしっかり作られているが、当時はまだなかった。 恵文社一乗寺店の隣にある外のスペースを使わせてもらった。 外から漏れて聞こえるバイク…

NABO.BOOKSと『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』

ゴールデンウイークに家族で上田へ遊びに出かけた。 朝の早い時間に出かけたので、1日を満喫できた。上田にあるNABO.BOOKSへ行った。 もともとamazonで売っていた古本屋だったらしい。今でもamazonで本を売っている。 数年前から店舗を持ち、カフェ兼古本屋…

森岡書店と『荒野の古本屋』

山形県の集まりに出かけた。 いろんな事をしている人がいる。そんな方たちと出会い、話すだけで楽しい。今、銀座に一冊だけの本を売る本屋がある。森岡書店。 店主は山形県出身で、著書もいくつかある。 その中でも、晶文社から出ている『荒野の古本屋』が面…

『みんな!エスパーだよ!』と精文館本店

みんな!エスパーだよ!、の映画公開に合わせて、ドラマ版を観ていた。撮影場所は愛知県豊橋市だった。 漫画は大分県らしい。 テレビでは、どやらー、とか、なんとか、方言を話してた。 僕はそんな方言、豊橋市で聞いたことない。 豊橋は都会だ。 東京から転…

大学の先生と谷崎潤一郎

今週のお題「思い出の先生」7月24日に生まれた。 芥川龍之介が自殺した日、河童忌と言われている。 アレクサンドル・デュマと吉本ばななと谷崎潤一郎が生まれた日だ。大学のとき、1クラスしか受けてなかった女性の先生に話の流れでそのことを伝えた。 へー、…

旭屋なんばCITY店と『平行植物』

旭屋書店なんばCITY店へ行ってきた。もしも、本が存在しなければどうなっていただろう。視覚優位な世界は、もっと触覚や聴覚、臭覚や味覚の何かが優位になっていたのだろうか。 豊かな彩りと引き換えに失ったものは、なんだったのだろう。光を媒介した時、失…

KuLaSu season なんばパークス店と『走ることについて語るときに、僕の語ること』

旭屋書店KuLaSuなんばパークスに伺った。ウルトラトレイルランをしている人がいる。今度UTMFに出場するらしい。走ることについて話すときに僕らが話すことを書こうと思う。走り始めたら止まりたくない。山の頂上では空気が薄く、肌寒い。 山の斜面は急で歩く…

MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店と『泳ぐのに、安全でも、適切でもありません』

MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店の方とお酒を飲んだ。 酔鯨を出してくれる、くじらの店だった。 日本酒は好きだが、飲むのに、安全でも適切でもない、月曜の夜に飲んだ。翌日、予想を覆して二日酔いの頭痛も腹痛もなかった。 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店へ営…

丸善 京都本店と『スローカーブを、もう一球』

先月丸善京都本店がオープンした。先月といえば、8月。夏だ。京都市内は、山で囲まれた盆地になっている。京都の夏は暑い。街からは山の斜面が見える。空と山を分ける緩やかな山の曲線が、曇り空の京都に描かれている。 スローカーブを投げる時の自分をイメ…

イメージがあれば、こんな風に支離滅裂な文章を書かなくてもよい。

写真はイメージを作る。 Photoshopの加工技術が、幻想を作り出しありもしない理想を提供するようになった。 それでも、イメージの力は必要だ。デザイン思考、という言葉が本屋の棚で目につくようになった。デザイン思考というものは、目に見えるものを美しく…

髪とふたば書房と私、愛するあなたのため毎日は通えないけど、時々本を買ってね

京都のふたば書房プラスマルイ京都店へ行った。 独立系の出版社、アタシ社から出てる『髪とアタシ』が取り扱われてて、驚いた。今、一番注目してる。合同会社アタシ社 - 合同会社アタシ社独立系出版社の良いところは、信念が見えやすく、フットワークが軽い…

出来ないということは、可能性で満たされていること

今日から出張。 土日は、子どもと遊んだ。来年から小学生になり、一緒に遊べる時間も減ってしまうんだろう。 今まで出来なかったことが、どんどん出来るようになってくのだろう。出来なかったことが出来るようになるのに、可能性はとても小さくなってしまう…

昔読んだ本を覚えてないことを覚えている。

業界の先輩お二方と武蔵小山で飲んだ。場所は、安い立ち飲み屋の代名詞になりつつある晩杯屋本店。 少し遅れて着いた頃には、お二方は一、二杯飲まれていた。お一人は最近長く働いた会社を辞められた。再就職を考えられているらしいのだが、年齢が壁を作って…

得体の知れない不吉な塊

津田沼駅には千葉工大がある。 千葉工大の男女比はおよそ9:1らしい。男子校といってもいいんじゃないだろうか。男の花園化した千葉工大へやってくる女子たちと、男の子たちはどんな距離感で接するのだろう。 1割だったらかえっていない方が精神衛生上、健康…

読書をはじめるのにうってつけの日

小さい頃は家の中から出ないで1日を過ごすなんて、考えたことはなかった。今では、月の5日は室内から出ることなく過ごす。もし、ナインストーリーズを読まなかったら、今どうしてたのだろう。少なくても山形にいただろうし、今の仕事にはついてはなかったと…

打上げ花火、スーツで見るか、私服で見るか

浜松町にある文教堂浜松町店へ行った。 上京したばかりの頃、飲食店でアルバイトをしていた。同僚と四人で東京湾の花火大会を見に行った。 女の子2人と男2人とだった。 花火はあっという間に終わり、混雑した浜松町の駅へ向かった。夜を明かそうか、とファミ…