日常
生まれたばかりの子供は、目が見えない。目が見えない、と聞くと、真っ暗な世界を思い起こす。けれど、赤ちゃんが見ている世界は真っ暗な世界ではない。光に満ちて輝き、真っ白な世界が見えている。世界はキラキラと光り、物には輪郭がない。そこはとても美…
ミニマルな思想が流行っているんだろうか。最近、よく耳にするようになった。それらは、物を持たないことで、豊かな生活を手に入れようとしている。現代は、物が溢れている。多くの人は手にしたい物を手にすることが容易になった。あまりに簡単になったから…
暑い日が続く。晴れると、ビールを飲みたくなる。晴れた空を見た会社の同僚が、ビールを飲もうと連絡をくれた。ビールを飲むのに理由はいらない。晴れたら飲んだらいい。雨が降ったら飲んだらいい。二つ返事で飲もうと応えた。日中は暑かった。湿気が空に漂…
ふとテレビをつけたら、アメトーークが放送されてた。高校時代、野球部には女子マネージャーがいて、雑用は彼女たちがこなしていた。彼らは県大会ベスト4レベルで、そこそこ強かったけど、強豪校というわけではなかった。一方、僕が所属していた陸上部は、3…
週末は雨が降るみたい。暑い、暑い言ってるけど、暑い夏が好きだ。昨日の午前中は代官山蔦屋書店へ行く。なんかの雑誌のクラフトビール特集を見る。このまま仕事をドロップアウトしたくなった。優等生だから、持ちこたえたけど。ワークショップを11月に行う…
今週のお題「好きな服」素敵なお題だなあ。高校時代、お気に入りの洋服は、擦り切れたウィンドブレーカーやジャージだった。ジャージ以外の洋服は、制服とジーパン一本くらいだったと思う。少し大げさかな。あの頃着ていた部活のジャージ、今どこにあるだろ…
ここのところ、更新できずにいた。軽い気持ちが空回りして、軽すぎて明日でいいやって、一週間が経った。もう少し重い気持ちを持とう。今日は、子供の保育園の夏祭りだった。夏祭りの思い出は、近くて遠い同級生の女子の思い出。なにか、特別な出来事が起き…
今週のお題「梅雨の風景」雨が上がったばかりの夕焼け。梅雨の厚い雲が、太陽の光を遮り、群青色した高い空がかすかに見え隠れする。梅雨時の世界の彩度は濃く、艶っぽい。雫の滴る紫陽花の葉は、谷崎潤一郎の『刺青』を思い出させるし、雨が茂みに降る景色…
ドンキホーテのセルバンテスは、ナイーブな性格で、マクベスやハムレットのシェイクスピアは、楽観的でテンションが高かったらしい。ドン・キホーテ 全6冊 (岩波文庫)作者: セルバンテス,牛島信明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/07/09メディア: 文庫…
日曜日は雨が降った。午前中、子供と遊びに出かけて、すぐに帰ってきた。家の中でゴロゴロとしている。プラレールで遊ぶ子供と、テレビを見る僕と妻。コーヒーを淹れるのも億劫だったので、水をたくさん飲む。午後から晴れたけど、もはや動く気力なし。走る…
イオンのモール戦略以後、画一化していく日本を嘆く方は多いけど、誰もイオン以上に田舎へサービスをしてくれない。そういうの、東京に居ると違和感甚だしい。別にイオンが好きなわけじゃないけど、地産地消とか軽い気持ちでいうやつばっかりでちょっといや…
昨日は代官山蔦屋書店にいった。梅雨になったのだなあと思う。空は曇り空だ。月曜の朝に、バスで帰ってきたのでどうも睡眠不足だ。それでも、考え続けることが必要。家に帰ると、ご飯を食べて寝てしまう。筋トレくらいはしたいのに。月曜で思い出した。月曜…
やっと、ここまで来た。山形での日曜日。現代っ子の誇り、iPhoneを失った週末、過度に充実した週末。追いつくようにブログを書いて来た。そして、もはや、何がオススメかもわからないまま、坦々と書き綴った。いや、出会うも全てが素晴らしく感じると、オス…
今週のお題「私がブログを始めたきっかけ」自己顕示欲です。前に、舞城王太郎の『好き好き大好き、超愛してる』を読んで、驚いた。好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/13メディア: 文庫購入: 1…
スタートしてから、すぐに先頭に立ち、ゴールまで一度も誰の背中も見ない。理想的で綺麗な勝利。陸上部で長距離を走ってた頃、何度も試みた。その度、ラスト一周でズルズルと最下位まで落ちていった。堀江敏幸の『いつか王子駅で』はそんな理想の勝利を追う…
昨日の話。楽天対ヤクルトを観戦した。野球観戦は初めて。グラウンドに入ると興奮した。選手の名前もキャラクターも知らなかったけど、あんなに盛り上がれるのだなあと思った。山形出身としては、楽天を応援すべきなのかもしれない。けど、一緒に行った子が…
もう、8割がた夏だと思うのだが、暦の上ではまだ春。晩春という綴りは、清々しさを思い浮かべるけど、連日の晩春は猛暑。日焼けも随分した。今日は息子と一緒に川遊びへ出かけるついでに走った。息子は自転車。往復3、4キロくらいだろう。長い距離は走れない…
はじめまして。何を見ても本の事を思い出し、どこへ行ってもどこまでも走りたくなり、生を受け育った山形での時間を求めている。少しだけ、音楽を聴いて、それなりに、お酒を飲む。どこにでもあるここのこと。どこにもないどこかのこと。そんな風に、ブログ…