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本のこと、はしること、山形県のこと。

本と本屋さんのことを中心に書こうと思ってます。走るのが好きです。山形県出身です。内容をちょっとづつ調整していってます。

冷や飯を食わされる日々

今週のお題「夏の食事」


小さい頃、おばあちゃんが作ってくれた料理に冷や飯があった。冷や飯って普通、出汁とか入れるのかな?どうなんだろう。

うちは、氷水にご飯を入れてただけ。

あっついがらこれけ、と言っておばあちゃんがよく作ってくれたのだが、あんまりうまくなかった。そもそも、おばあちゃんは、器に盛りもせず、具材も入れもせず、プラスチックのボールに入れて出すから、なんだか犬のメシみたいだった。犬のメシのほうが、具材も入ってたけど。


ぼくは、ずっとそうめんが食べたかったんだ、ばあちゃん。でも、ばあちゃんがそうめん飽きたべって言って、あんまり作ってくれなかったから、僕はいつも冷や飯を食わされたんだ。だから、僕は高校生の時、自分は両親の子じゃないと思ったんだ。誰にも言わなかったけど。

誰にも言わずに健気に生きようと思ってたんだけど、両親に会った誰も彼もが、母親と顔が一緒だな、もらい子の心配しなくていいなっていうから、どうやら僕の自己憐憫の何ものでもなかったみたい。

危うく恥かくとこだったんだよ、ばあちゃん。


うちのご飯の60年―祖母・母・娘の食卓

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