本のこと、はしること、山形県のこと。

本と本屋さんのことを中心に書こうと思ってます。走るのが好きです。山形県出身です。内容をちょっとづつ調整していってます。

あの頃から、少し歩くとタワーレコード渋谷店




高校生の頃、The Doorsに憧れていた。
今でも好き。いや、今の方が好き。
音楽に魅了されていて、毎日音楽を聴いていた。
でも、周囲はGreen Dayとかメロコアが流行っていて、西海岸の流行りが僕だけ一周遅れていた。

上京して驚くのは、基本的にコンテンツ産業の豊富さだった。
テレビの放送局は多いし、美術館やプロスポーツも身近にある。本屋とCD屋は破格の品揃えで、働く店員がとてもおしゃれに見えた。

今思うと、タワーレコード渋谷店には週一回は通っていた。あの頃、まだ音楽をたくさん聞いていた。
就職してから、音楽は次第に離れていった。いつの間にか、タワーレコードにも行かなくなった。試聴機がなければ生きていけない、と思ってたのに。

iTunesの普及で、タワーレコードは大変な時期になったと思う。iPhoneから音楽は試聴できる。その場で買えるようになった。

便利さの反面、足が棒になるまで試聴機に噛り付き、たった一枚のCDを買って買える体験ができなくなったのだと思うと、これから育つ子たちは少し可哀想に思う。
不便さは楽しい思い出になる。

そんな思い出とともに、タワーレコード渋谷店の本売り場へ向かう。
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音楽とビジュアルは密接に絡みつく。
生活は音楽に彩られていて、楽しい料理は楽しい音楽から生まれる。
小説の文字の上にも、音楽が流れている。ページを開くたびに、音楽が流れ、音楽が流れるたびに言葉が浮き上がる。

タワーレコード渋谷店の本売り場にあるのは、音楽。音楽が中心にあって、その周囲を本が取り囲む。時に、その立場が逆転するけど、それでもいい。その人の耳には音楽が流れている。

そういえば、suburbiaを買ったのは、タワレコの本売り場だったなあ。

Suburbia suite; Future Antiques

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アルティメイト・サバービア・スイート・コレクション~エヴァーグリーン・レヴュー

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リンクは張るんだ。
だけど、タワレコへ試聴しに行って欲しいんだ。

Light My Fire

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Hello, I Love You

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End of the Night

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