デザインの事について
デザインって言葉、よく耳にするようになった。
でもデザインってなんだろう、と思うことがある。
多くの場合、見た目の美しさを整える、っていう風にとらえられている気がする。
じゃあ、かっこいいなら良いデザインなんだろうか。
ドナルド・ノーマンの『誰のためのデザイン』の改訂版が先日出た。初めて読んだ時、ただかっこいいことがデザインであることだと思っていた僕は、驚いた。
誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論
- 作者: D.A.ノーマン,岡本明,安村通晃,伊賀聡一郎,野島久雄
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2015/04/23
- メディア: 単行本
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- 作者: 佐々木正人
- 出版社/メーカー: 春秋社
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- メディア: 単行本
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- 作者: 後藤武,佐々木正人,深澤直人
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 原研哉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/10/22
- メディア: 単行本
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- 作者: 深澤直人
- 出版社/メーカー: TOTO出版
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それらは、デザインのプロセスを明示して、良いデザインを作り出すのかが書かれていた。
デザインはデザイナーが勝手に生み出すものではなく、使い手がどう使用するかを考えて作り出されているらしい。
だから、椅子は座りやすいように平面でふかふかしている。ペンは手のひらに納まるサイズで、握りしめやすい。フォークは肉を突き刺し易く、ナイフは切りやすい。
ある意味、行為や体験を作っている。
行為や体験をつくることは、人の周囲にある空間をデザインしているのかもしれない。
『融けるデザイン』には、人と対象物との関係をデザインしていると書いていた。
- 作者: 渡邊恵太
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座りたい、という欲望と、座れない、という現状の距離感や関係性。
その距離や関係をデザインすることで、座れる現状を作る。
疲れている→座りたい→でも床が汚い→出来るなら座りたくない→椅子がある→椅子に座る。
出来るなら座りたくない、の出来るならこそがデザインなのかもしれない。
対して詳しくもないのに、デザインのことを書いたのは、面白そうな本が出たから。
エレン・ラプトンの『万人のためのデザイン』
テクノロジーがデザイナーとユーザーの垣根を低くした時、かつてのデザインとこれからのデザインがどうなるのかを示唆している。
図版が多いので、どこまで読み取れるか。読み取れる感性が僕にあるといい。
- 作者: エレン・ラプトン,武舎るみ,武舎広幸
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2015/06/23
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