読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本のこと、はしること、山形県のこと。

本と本屋さんのことを中心に書こうと思ってます。走るのが好きです。山形県出身です。内容をちょっとづつ調整していってます。

デザインの事について

デザインって言葉、よく耳にするようになった。
でもデザインってなんだろう、と思うことがある。

多くの場合、見た目の美しさを整える、っていう風にとらえられている気がする。

Appleってかっこいいよね、iPhoneってスタイリッシュだよね、ダイソンのデザインっていいよね、って言っている時の僕らは、たぶん見た目の美しさを褒め称えている。

じゃあ、かっこいいなら良いデザインなんだろうか。

ドナルド・ノーマンの『誰のためのデザイン』の改訂版が先日出た。初めて読んだ時、ただかっこいいことがデザインであることだと思っていた僕は、驚いた。

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論


佐々木正人氏の『レイアウトの法則』、『デザインの生態学』、深澤直人氏の『デザインの輪郭』原研哉氏の『デザインのデザイン』は対象物との関係が何かを教えてくれた。

レイアウトの法則―アートとアフォーダンス

レイアウトの法則―アートとアフォーダンス

デザインの生態学―新しいデザインの教科書

デザインの生態学―新しいデザインの教科書

デザインのデザイン

デザインのデザイン

デザインの輪郭

デザインの輪郭


それらは、デザインのプロセスを明示して、良いデザインを作り出すのかが書かれていた。
デザインはデザイナーが勝手に生み出すものではなく、使い手がどう使用するかを考えて作り出されているらしい。

だから、椅子は座りやすいように平面でふかふかしている。ペンは手のひらに納まるサイズで、握りしめやすい。フォークは肉を突き刺し易く、ナイフは切りやすい。

ある意味、行為や体験を作っている。

行為や体験をつくることは、人の周囲にある空間をデザインしているのかもしれない。

『融けるデザイン』には、人と対象物との関係をデザインしていると書いていた。

融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論

融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論


座りたい、という欲望と、座れない、という現状の距離感や関係性。
その距離や関係をデザインすることで、座れる現状を作る。

疲れている→座りたい→でも床が汚い→出来るなら座りたくない→椅子がある→椅子に座る。

出来るなら座りたくない、の出来るならこそがデザインなのかもしれない。

対して詳しくもないのに、デザインのことを書いたのは、面白そうな本が出たから。
エレン・ラプトンの『万人のためのデザイン』

テクノロジーがデザイナーとユーザーの垣根を低くした時、かつてのデザインとこれからのデザインがどうなるのかを示唆している。
図版が多いので、どこまで読み取れるか。読み取れる感性が僕にあるといい。

万人のためのデザイン

万人のためのデザイン

  • 作者: エレン・ラプトン,武舎るみ,武舎広幸
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2015/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る