本を売る口実を考えてみる。
本日は、日本出版社販売株式会社へ行く。
いわゆる、取次。卸問屋。
又吉直樹先生の大ヒットのおかげで、出版業界は久々に良いニュースが駆け巡る。売上絶好調らしい。
でも又吉のは文芸書でしょ?うちは専門書だから、そんなの関係ねー、と、叫び声があがりそうだけど、まあ、古いよ、そんな考え。古いよね、言葉選びも含めて。
- 作者: 又吉直樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/03/11
- メディア: 単行本
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本屋さんにお客さんが来られることで、全体の売り上げベースが上がる。一緒に何か買ってくれるんだと思う。雑誌とか。
人を動かすとはこういうことは、そういう結果を生むということなんだと思う。だから、本を買わせるのではなく、街へ出させる。本屋へ行かせる。
そんな感じで、類に漏れず、我々のようなデザイン書を出してる専門出版社も、又吉先生の恩恵に預かった。売上はやや上向き傾向とのご報告を頂戴に預かる。
昨日久々にビールを飲んで、今日は二日酔いだった。いいニュースを聞いて、おかげで頭痛も腹痛も吹っ飛ぶ。
さあ、営業だ!営業するんだ!そうさ、今日はブログでさえも営業するのだ!
さて、今月の私どものオススメは、『箱の設計』。
きっとあと40年はこの手の本は出ないと思う。著者のポールジャクソンはこれだけ40年やってきたのだから。そして、この本はその集大成。
何がすごいって、誰でも箱の構造を理解し、展開図を描けるようになるのだ。それは、どんな立体形状だって作れるようになることを意味してる。どんな立体形状だってだ。
絶対、デザイナーは欲しいでしょ!いや、別にいらないかな、なんて言ったら目が飛び落ちます。ギョギョギョって言って。
- 作者: ポール・ジャクソン,牧尾晴喜
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2015/07/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日本出版販売株式会社のオススメは、『哲学用語図鑑』。この本は、編集者の視点がギョギョギョです。
- 作者: 田中正人,斎藤哲也
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: ジェニス・カレーラス,渡部千春,関未玲
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2015/04/24
- メディア: 単行本
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さあさあ、みなさん!本屋へ行って、本を買って、僕の給料、あげてください。
書を買いに、町へ出よう。