届いたブドウを噛み締て、米沢盆地へ帰省する
坊さんを呼び、お経をあげてもらう。墓参りへ行き、食事をする。
葬式と違い、法事は祭り事だという。多くの人間が集まり、騒ぐことが大切なのだ、と坊さんが説かれる。
騒ぐなら、子供達。
我が家は一人しかいないが、姉の一家は六人の子供がいる。とにかく、騒がしい。
子供達には限界がない。
できないことがない。彼らは、すべてが可能だ。欲しいものを欲しいと叫ぶ。やりたいことをやるために駆け出す。
ちょっと疲れただけで、座る大人たちを横目に、バーベキュー、花火、スイカ割りを繰り返し、風呂に入っては、いつまでも遊びまわる。
いつから、出来ない可能性を計算して、体力を温存し、やってくる事のない大事に備えるようになったんだろう。
大人になる事は、できない事を知る事ではないはず。できる事を増やすはずだったのにな。
筋力も知力も財力が増えても、気持ちで負けたら話しにならない。やるぞー、って走ってぶつかって、落ち込んで、寝て、食べて、また、やるぞー、って走るとするか。小さい頃よりはもう少し成功率が高くなってるはず。なにせ、奴らと比べたら30年もの歳月を費やしているのだからな。
子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)
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