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本のこと、はしること、山形県のこと。

本と本屋さんのことを中心に書こうと思ってます。走るのが好きです。山形県出身です。内容をちょっとづつ調整していってます。

愛欲の池袋で、真夏の祭典の予兆を思う

朝は電車で本を読む。
今読んでるのは、『雪』。全然、のめり込めないのは、連日続く酷暑のせいだろうか、単に集中力がないからだろうか。
少しでも涼しくなりたいと選んだ一冊は、ちょっと無理があったな。

雪 (岩波文庫)

雪 (岩波文庫)


世の中は8月。お盆の話もちらほら出てきて、帰省するとかしないとか。
そんなこととは無縁の真夏のビックサイトは、今年もムンムンと積乱雲を作り上げるのだろうか。

アニメイト池袋本店には、女子たちが集う。まさに秘密の花園状態で店内に入る。不運と言うべきか、BLフロアに画材と絵の描き方の本が並べてあり、そこへ行くわけだけど、女子たちに混ざり、棚をチェックしてるのはなんとも居心地が悪い。

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この時ばかりはイケメンでなくてよかったと思う。イケメンだったら彼女たち、あんなことやこんなことを想像してしまうかもしれない。
いや、平凡な男こそ想像の対象になり得るのか。そうだ、日常の延長にハレやモがあるのだ。まずい、この平凡さはまずい。この人、本当は脱いだらすごいんです、的なハレンチな場面を想像されてしまうのだろうか。しかも、僕の知らない彼女たちの男友達と絡み合うシーンが、、、と逆にこっちが想像して興奮してしまうくらい。

男の子の欲求は分かりやすい。
女の子の裸を見れば喜ぶのだ。もう、ただそれだけ。かわいい子の裸が見たいだけ。
一方、女の子の欲求はよく分からない。男子同士が絡み合うのを見て、何を興奮しているのだろうか。そこに女の子たちは不在。
言うならば、著者と同様、神の視点で男子同士の愛欲に眼差しを向ける。

だいたい、男子同士の絡みを描く男の子はあんまりいないと思うけど、女の子の裸を描く女子はなかなか多い。
なんだろうなあ、欲望って。

少女ポーズ大全 CD- ROM付 (コスミック・アート・グラフィック)

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マンガ家と作るBLポーズ集 5 友達から恋人へ篇

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そして、今年も夏がやってくる。
気象衛星ひまわりはビックサイトの上に積乱雲を見つけるだろう。

そのころ僕は、山形へ帰り、都会の熱から解放され、爽やかな夏の暑さの中でカキ氷を食べていることだろう。
そして、残念なくらい、欲望から遠ざかってしまい、ひぐらしの音を聞きながら、
僕の美しい魂はないて
もう死んだっていいよう、、、というのであった。

山羊の歌―中原中也詩集 (角川文庫―角川文庫クラシックス)

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