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本のこと、はしること、山形県のこと。

本と本屋さんのことを中心に書こうと思ってます。走るのが好きです。山形県出身です。内容をちょっとづつ調整していってます。

紹介したら誰もが、最高!素敵ってなると思ってたけど、割と手に取ってもらえない、オススメの5冊を紹介します

本の業界で働いてます。
主に本を売ってます。
本が好きです。

なので、本を勧めます。

異常な熱でお勧めしたのに、難しい、と言われたり、分厚い、と言われたりして、読んでもらえなかった、選りすぐりに面白い本をお勧めします。

今日は直球。

◼︎『移民たち』

この本はとにかく、美しい。
丁寧に描かれる文章は、対象を観察し少しも見落とすことのない描写で出来ている。孤独や忘却、過去の記憶から生きることの強さと苦しみをありのままにとらえている。
真摯に捉えるその文章は、暗すぎる、と友人知人から敬遠された。

移民たち (ゼーバルト・コレクション)

移民たち (ゼーバルト・コレクション)



3つの錯綜する現実、過去、妄想の物語を一つにまとめあげた奇跡的な小説。
科学的な問題、囚人のジレンマと、過去の第二次世界大戦、現代における家族の関係、ミッキーマウス、真実と虚構が入り乱れる展開に興奮した。
3つの物語が一つになっているため、超大作になっている。分量に圧倒され、残りのページを逆算してしまい、挫折した、という友人知人の声が殺到した。

囚人のジレンマ

囚人のジレンマ



◼︎『BONE TO RUN』
クリストファー・マクドゥガル

ウルトラマラソンというマニアックな競技の本。
著者本人のウルトラマラソンとの出会いとレースまでのエッセイを中心に読者には読ませている。
同時に、走ることの科学的な追求、文化人類学的な観察、歴史的なランナーのエピソードなどを描き、ウルトラマラソンを通じて、人という生き物がどういう生き物であるかを提示しようと、試みさえしている。
俺、長距離嫌いだから、と言って、友人知人は基本興味を持たない。

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”


◼︎『論理哲学論考

有名な一冊。
ただ、これほどシンプルに世界を示した本はない。
あらゆる物事が整理され、目の前に提示される。ただ、それに対してウンウンと頷くだけ。
哲学とか、頭いい人が読むんでしょ、と言って友人知人は、僕を軽蔑さえする。

論理哲学論考 (叢書・ウニベルシタス)

論理哲学論考 (叢書・ウニベルシタス)



◼︎『陰謀の世界史』

世界の陰謀説を開設した本。十字軍から始まり、秘密結社、ユダヤ人、ロックフェラー財団ケネディ暗殺、宇宙人、へと続く陰謀の物語は、一つ一つ読むと、何を言ってるんだね、と思うのだが、最初から読み進めると、あらゆる方向につじつまが合う。
いつの間にか宇宙人の存在を信じ、世界は僕の知らない偉い人が牛耳っていて、マヤ文明には未来人が来ていた、と本気で信じてしまう一冊。
友人知人には、気持ち悪い、と言われる。

陰謀の世界史―コンスピラシー・エイジを読む

陰謀の世界史―コンスピラシー・エイジを読む