本のこと、はしること、山形県のこと。

本と本屋さんのことを中心に書こうと思ってます。走るのが好きです。山形県出身です。内容をちょっとづつ調整していってます。

スタンダードブックストアあべの店

阿倍野にあるスタンダードブックストアあべの店へ行った。

カフェを併設している。お客さんは女子が多い。近隣に住む人も利用されている。

カフェ。
昼どき、思いの外、カフェにはあまり人が入っていない。本屋に併設されたカフェでは勉強をするのだろうか。読書するのだろうか。
用途は分からないが、カフェで本を読みながらコーヒーを飲んでいる女の子は好き。
コーヒーにミルクを少し入れて、砂糖は入れない。前髪を後ろへ結び、目にかからないようにしている。

中央にある本棚。
人文、社会などの深みのある本が並ぶ。ゆるやかにジャンル分けがされている。棚の方では、表紙をあまり見せていない。棚に並ぶ背表紙が綺麗だ。

雑貨たち。
多くの方は雑貨を買われていた。実用品。明らかに用途が分かるものに投資しやすい。
本はどうか。
実用的とは言い難い。
その中で、本を手にしてレジへ運ぶ。本には魅力がある。
その魅力がまだ掘り出せず、魅力的だ、と言って来た。もうそろそろ本は離れていくかもしれない。もっと具体的に私の魅力を教えて、と。
背表紙が、印刷の香りが、などと歯切れの悪い言葉を返す。
本に取り残されて、毎晩楽しかった本との日々を思い出すのだろう。あの時、言ってやれなかった魅力を真剣に探す。後悔は先に立たない。

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