本のこと、はしること、山形県のこと。

本と本屋さんのことを中心に書こうと思ってます。走るのが好きです。山形県出身です。内容をちょっとづつ調整していってます。

飛田新地を歩く

今週のお題「最近おもしろかった本」

織田作之助の「夫婦善哉」「わが町・青春の逆説」

 

大阪の阿倍野へ行くと織田作之助を思い出す。生まれは、谷町九丁目辺り。大阪のミナミを描いた小説が多い。きっと飛田新地へも遊びに行っていただろう。

飛田新地へは昼に行った。

噂どおり、おばあちゃんが声をかけてくる。スタスタ歩く僕に、止まって、ちゃんと見てみぃ、と叫ぶ。

玄関には胸の谷間を見せ女性が微笑んでいる。声を張り上げるおばあちゃんが座っている。

 

それは、知らない世界だった。

汗をかきながら、早足で歩く。飛田新地を抜けて、商店街に出る。ほとんどの店は閉まっていた。

夜の場所だ。

間違えて女子更衣室に入った時みたいに、胸がドキドキした。

不甲斐ない。

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夫婦善哉 (新潮文庫)

夫婦善哉 (新潮文庫)

 

 

 

わが町・青春の逆説 (岩波文庫)

わが町・青春の逆説 (岩波文庫)