本のこと、はしること、山形県のこと。

本と本屋さんのことを中心に書こうと思ってます。走るのが好きです。山形県出身です。内容をちょっとづつ調整していってます。

本屋

青山ブックセンター本店で、「モノクロ絵の世界」の展示、設置しました

白と黒の世界。 果てと果ての表現。 モノクロで書かれたイラスト、アートなどの作品を集めた『モノクロ絵の世界』の発売に際して、青山ブックセンター本店で展示をします。昨日はその設置をしてきた。 寸法を間違えて、予定より大幅に遅れてしまった。まいっ…

池袋本屋紀行その1(たぶん2もある)

本屋が好きだ。 仕事柄、本屋へたくさん行く。 池袋の本屋をぐるっと回る。本屋散策にお使いください。ジュンク堂書店池袋本店今、レイアウトを変えている。 蔵書は日本最大クラス。品揃えがもっとう。書店員さんがかわいいから、ちょくちょく営業へ行く。 …

ヨドバカメラはインターフェースを超える

ヨドバカメラはAmazonに対抗する。 Amazonは店舗を持たない。店舗を持たないゆえに、店舗を運営する資金が必要ない。その分、サービスを充実させる。ただ、Amazonの買い物はインターフェースだけで終始する。視覚だけの情報で消費する。 Amazonがインターフ…

愛欲の池袋で、真夏の祭典の予兆を思う

朝は電車で本を読む。今読んでるのは、『雪』。全然、のめり込めないのは、連日続く酷暑のせいだろうか、単に集中力がないからだろうか。少しでも涼しくなりたいと選んだ一冊は、ちょっと無理があったな。雪 (岩波文庫)作者: 中谷宇吉郎出版社/メーカー: 岩…

新しい本屋さんNADiff DU chamy

銀座のソニービル6階にアート系の本屋さんが出来た。本の並べ方は、荒野、構成、蒐集、記憶、など今までにあまりない作り方をしている。イメージの表現までに必要なプロセスを記しているかのような、棚の並べ方、本の並べ方だった。さすが、NADiffだなあと思…

青山ブックセンター本店は、個人的な思いで、特別なところ

上京して初めて知った、青山ブックセンター本店は、見たことのない本にあふれていた。和書、洋書問わずビジュアル書にあふれていただけではなく、小説や詩、海外文学がたくさん置かれていた。二度、倒産を経験した青山ブックセンター本店は、より本屋さんと…

昔の学校をいく

秋葉原、と言っていいのかわからない距離に、3331arts chiyodaという、ミュージアムがある。もとは、小学校か中学校だった場所で、それをリノベーションして使っている。かつての教室はオフィスとしても使われているようだ。3331 Arts Chiyoda:アーツ千代田 …

代官山蔦屋書店へ行く。

週末は雨が降るみたい。暑い、暑い言ってるけど、暑い夏が好きだ。昨日の午前中は代官山蔦屋書店へ行く。なんかの雑誌のクラフトビール特集を見る。このまま仕事をドロップアウトしたくなった。優等生だから、持ちこたえたけど。ワークショップを11月に行う…

意志と愛欲の渦中のパルコブックセンター渋谷店へ

昨日と今日は暑い。今まで涼しすぎたせいもあるけど、暑い。渋谷駅で降りて、スクランブル交差点の前で信号待ちをしていると、萩原朔太郎の「群集の中を求めて歩く」を思い出す。(以下引用)わたしはいつも都會をもとめる都會のにぎやかな群集の中に居るこ…

延びていく都市、郊外へ。その果てで潰えた色街

色街がある地域は、町の果てだった。そこは内と外を隔てる境界で、内の人と外の人が混在する場所だった。町田市には青線と呼ばれた非合法の売春街があった。町田は街の果てだった。戦後から現代に至るまで、都市への人口流入は増えていった。東京に住む場所…

雨の日だから、もう少し歩いて本屋へ行こう

雨が降ったら、何処かへ行くのをやめてしまう。傘をさすのが面倒だし、雨で濡れてうざったい。山形県にいる頃、雨が体に触れると「うだで」と言った。うざったいみたいなものの方言だと思う。雨が触れた時、今でもそれ以上適切に、表現できる言葉を持ってい…

あの頃から、少し歩くとタワーレコード渋谷店

高校生の頃、The Doorsに憧れていた。今でも好き。いや、今の方が好き。音楽に魅了されていて、毎日音楽を聴いていた。でも、周囲はGreen Dayとかメロコアが流行っていて、西海岸の流行りが僕だけ一周遅れていた。上京して驚くのは、基本的にコンテンツ産業…

ジュンク堂池袋本店で本を買おう

ジュンク堂池袋本店はAmazon以上の品揃えをしているかもしれない。地上9階、地下1階の10フロアには、高さ2メートルほどある本棚がびっしりと並ぶ。大学図書館のような佇まいで、座って読むことのできる椅子も常設されている。ジュンク堂池袋本店は、本を探し…

海外に行ったって、本屋をめぐる。

今週のお題「海外旅行」 海外へ行っても、本屋を巡ります。 初めての海外はフランクフルト。ブックフェアへ参加した。 朝、外へ走りに出かけて、蜂に刺された。すごい腫れた。 本屋も巡ったし、グーテンベルク博物館にも行った。 (月曜定休で入れなかったけ…

僕は、ららぽーとふじみ野を本のモールと呼びたい

イオンのモール戦略以後、画一化していく日本を嘆く方は多いけど、誰もイオン以上に田舎へサービスをしてくれない。そういうの、東京に居ると違和感甚だしい。別にイオンが好きなわけじゃないけど、地産地消とか軽い気持ちでいうやつばっかりでちょっといや…

あなたと僕は無関心なまま、きっと互いの欠如したものを満たしている

7月20日にリブロ池袋本店が閉店する。山形から上京してきて、初めて住んだのは、西巣鴨だった。都電荒川線なら、庚申塚になる。風呂なし、トイレ共同だった。大学を卒業してから上京したので、友人は一人もいなかった。定職に就かず、アルバイトとパチスロば…

本屋をぶらり

昨日、都立大で仕事があった。あまり行かない場所なので、近隣の本屋を回ることにした。都立大といえば、八雲堂書店。駅から徒歩30秒。住民の本屋さん。テレビで紹介されたベストセラーや週刊少年ジャンプはここで買うんだろうな。(Webサイトは工事中だった…

雨があがった渋谷の街に、傘を置いてきてしまった。

久々に雨が降っている。 傘が嫌いで、少しでも雨が弱くなると、すぐにどこかへ傘を置いてきてしまう。 傘を好きになるには、どうしたらいいんだろう。 NADiff mordenへ行った。 倉橋由美子さんの展示をされていた。直筆の原稿も飾られていた。 倉橋由美子さ…

会いたい人がいたら、会いに行こう。

下北沢の本屋さん、B&Bへ来た。ずいぶん前にお世話になった、大好きな女の子が登壇するので、会いたくなった。一緒に鼎談される、なんだろうあやしげさん(漢字変換がめんどくさくて、いつもひらがな)内沼晋太郎さんにもずっと会いたかった。会いたい人が三…

名古屋で本を読む人

今週のお題「私がアツくなる瞬間」本棚を見てる時。たくさん走った後のビール。山形にいる時。山形県で、死ぬほど走って、本棚のあるビアホールでビールを飲んだら、松岡修造を越えることができると思う。今日は、名古屋に来ている。名古屋へは何度も来てい…

京都と言えば「檸檬」しか思い出せない、シンプルな脳細胞。

京都へはやってきたけど、それだけ。丸善京都店が閉店して、10年くらいかな。就職した年と同じ年だったと思う。得体のしれない不吉な塊に終始押さえつけられ、河原町、四条、四条烏丸、烏丸御池、の四角いエリアを一歩も出ることなく、くるくると回っていた…

難波へ行けば、織田作に会える

織田作之助が好きだ。高校生の頃は、何も感じなかった、織田作之助が好きだ。あの頃は、太宰治ばかり読んでいた。織田作之助は、太宰ばっかり読んでないで俺も読めよ、とは言わなかったし。尾野真千子がNHKのドラマで「夫婦善哉」の蝶子を演じた。はまり役だ…

スタンダードブックストアあべの店

阿倍野にあるスタンダードブックストアあべの店へ行った。カフェを併設している。お客さんは女子が多い。近隣に住む人も利用されている。カフェ。昼どき、思いの外、カフェにはあまり人が入っていない。本屋に併設されたカフェでは勉強をするのだろうか。読…

酒の肴の本屋さん

梅田 蔦屋書店へ行った。今までと違う本屋を作ろうとしているが、僕たちは今までと地続きの人間。理想まで走り続けられるんだろうか。円形の本棚。働くことを中心にして、本を並べている。働くことは生きること。いつからか、そんな風な社会になったのかもし…

虎ノ門の本屋たち

虎ノ門に新しい本屋が出来た。オープニングレセプションへ行ってきた。アパレルセレクトショップ、UrbanResearch DOORSの本屋。本屋にこない人たちは、必ず本屋へ行かない。来てもらえないのだから、出向くしかない。本好きのための本屋じゃなくて良い。見た…